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- 2021.07.05 Monday
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この6月9日、スペインはバルセロナにて人文科学分野ですぐれた
功績のあった人物に与えられるカタルーニャ国際賞を受賞した
村上春樹は、その日、授賞式で Fukushima Daiichi を痛烈に批判し、
効率最優先の日本社会を否定するスピーチを行いました。
原発問題以外に、例えば大規模災害に備えて東京への一極集中を解消しよう、
止めよう、とは言うものの掛け声ばかりで旧態依然であります。
最近は、この掛け声さえも聞こえて来なくなってしまった感がある。
このように危険を予知しながら現実的には何らの行動も起こさない、
放ったらかしの無責任な政府に、社会に業を煮やした(怒るのが得意でないとされる、
その日本人が本気で怒った)結果と思われます。
このような社会状況(システム)に対して、今回は余程、腹を据えかねたのでありましょう。
村上春樹はきっと自分を含めて全ての日本人に対して、強く自戒を促したかったのでしょう。
また、このスピーチのなかで日本人の無常観を説いていますが、
今の日本には、この無常(現実)の背後に、第二、第三の Fukushima Daiichi が
存在していることを危惧して止まない、そんな心情があると思います。
そして、私は常に卵の側に立つ、この姿勢は不変ですね(ガンバレ)。
がんばろう日本